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導入事例:埼玉県飯能市様

緊急速報「エリアメール」で情報伝達に速報性・同報性を確保

埼玉県飯能市は、西武池袋線特急で池袋まで約40分と首都圏にありながら、市域の4分の3が山間地域である。土砂災害防止法に基づく、警戒避難体制の整備としての情報伝達が大きな課題であった。そこで緊急速報「エリアメール」を導入。避難関連情報や、土砂災害警戒情報を配信することで、より多くの市民に対して、文字による情報伝達が可能となった。

埼玉県飯能市様

埼玉県飯能市様

業種: 地方公共団体
所在地: 埼玉県飯能市
導入日: 2008年7月
導入サービス: 緊急速報「エリアメール」
http://www.city.hanno.saitama.jp/

ご利用イメージ

ご利用イメージ

導入前の課題

  • 防災行政無線など音声での伝達では、気象条件に影響を受ける場合や、放送内容が聞き取れない場合が数多くあった。
  • 市で行っているEメールによる災害時広報では同時に多数の相手に送ることから、回線混雑による影響で、迅速に送れないという問題があった。

導入後の効果

  • 回線混雑による影響なく迅速にメール配信することができた。
  • 配信のための操作が比較的簡易であり、担当職員の負担が軽減できた。

インタビュー

埼玉県飯能市 危機管理監兼危機管理室長 青木様にお話を伺いました。

音声やメールでの災害情報伝達に課題

「飯能市は首都圏にあって奥武蔵の豊な自然に恵まれたまちです」とインタビューに答えてくれた青木様。
「飯能市は首都圏にあって奥武蔵の豊な自然に恵まれたまちです」とインタビューに答えてくれた青木様。

埼玉県飯能市ではこれまで、災害情報の伝達は、防災行政無線、広報車、Eメール、有線電話等の広報手段で行っていたという。「防災行政無線での災害情報の伝達は、音声による伝達なので、気象条件に影響を受けることや、放送内容が聞き取れない場合があり、防災行政無線の放送終了後に、電話による問い合わせが数多くありました。また、市で行っているEメールによる災害時広報においても、同時に多数の相手に送ることから、回線混雑による影響で迅速に送れないという問題がありました」と青木様は語る。

同市の面積は193kuあり、市域の4分の3が山間地域。土砂災害防止法(土砂災害警戒区域等における土砂災害対策の推進に関する法律)による警戒区域、特別警戒区域の指定が進み、この法律に基づく、警戒避難体制の整備としての情報伝達も大きな課題だった。

災害情報を同時多数の市民に、かつ迅速に伝達

災害情報を同時多数の市民に、かつ迅速に伝達

このような問題の解決手段として、災害・避難情報などを特定エリアへ一斉配信できる、緊急速報「エリアメール」を導入。避難関連情報や土砂災害警戒情報の配信を始めた。その結果、より多くの市民に対して、文字による迅速な情報伝達が可能となった。現在は、音声による情報伝達としての防災行政無線と併用しているという。また、配信のための操作についても比較的簡易で、担当職員の負担が軽減できたそうだ。

導入に先だって行われた実際のメール配信試験では、飯能市災害対策本部から16km離れた複数の訓練会場まで回線の混雑なく10秒程度でメール配信ができ、実用面でも安心だ。

「低コスト」が最終的な決め手に

それでは、緊急速報「エリアメール」導入の決め手は何だったのだろうか?「災害情報の多様な伝達手段を模索する中で、地域内に限定した情報配信が可能であること、Eメールと違いメールアドレスの管理が不要であること、短時間で配信が可能であり、速報性と同報性が確保できることなどが主な理由です。加えて、受信側(市民)は緊急速報「エリアメール」の受信設定だけしていただければ、受信にかかる通信料、情報料は無料であることもありました。最終的には、導入に関する初期費用と年間の運用費用も、他の伝達手段に比べ、格段に安価であることから導入に至りました」。

最後に青木様は飯能市に対する思いを語ってくれた。「まちの歴史・文化、人々の情感は市域の森林により育まれてきました。環境との調和や資源の循環利用の中で森林の恵を生かしていくことが求められる時代です。森林と人とのより豊な関係を築きつつ、自然と都市機能とが調和するまちをめざしています」。

緊急速報「エリアメール」が、こうしたまちづくりの一助となれば幸いである。

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